- お知らせ 2023年5月11日
アイシン期間工の入社祝い金100万円に大幅増額!早い者勝ち - お知らせ 2023年3月25日
スバル期間工の入社祝い金が55万円にUP! - お知らせ 2023年3月4日
豊田自動織機メーカーから入社祝い金55万円貰える! - お知らせ 2023年1月31日
期間工募集続々復活!即日WEB面接あり全21メーカー(入社特典最大140万円!)
期間工と格差がなくなるってホント?同一労働同一賃金で「正社員の末路」が悲惨すぎるw

最初に言わせてください。期間工で今頑張っている方、本当におめでとうございます。
同一労働同一賃金を定めた「働き方改革関連法案」が成立し、2020年4月から施行されます。これにより、大企業で働く正社員と期間工の待遇格差がなくなります。
ここ最近、トヨタ期間工の日給が9900円、10000円と上がっていき、食事手当や家族手当が付いたり「いきなり待遇良くなりすぎ」と思っていたのですが、働き方改革関連法案の同一労働同一賃金の法の施行が近づいていたからだったんですね。
同一労働同一賃金って何?

2020年4月から始まる同一労働同一賃金は日本にとって危険な政策です。
同一労働同一賃金とは
厚生労働省が発表をした定義は正規雇用労働者と非正規労働者の間の不合理な待遇差の解消を目指すものである
具体的に言うと、正社員だろうが期間工・派遣・アルバイトだろうが同じ仕事内容なら給料も待遇も同じにして差をなくす施策で、働き方改革のひとつです。
実施時期はトヨタなどの大企業は2020年4月から中小企業は翌年の4月からとなります。
期間工にとっては正社員との格差がなくなるので非常に嬉しい施策ですよね。
国内の非正規労働者は2000万人以上いると総務省から発表されていますので、労働市場全体40%以上に影響する大規模な施策です。
結構、この政策を知らない人が多いと思います。なぜなら、経営者が「4月から正社員の給与と待遇下げるわ」なんてほとんど言わないと思います(法案が成立しているので合法です。最後まで隠し通す事も可能)
同一労働同一賃金による期間工のメリット
同一労働同一賃金によって期間工にどのような可能性があるかお知らせします。
- 年収が上がる
- ボーナス支給される
- 通勤手当や住宅手当など福利厚生が正社員と同じになる
大企業であるトヨタも2020年4月から実施されます。トヨタ期間工はここ数年で日給が数百円あがったり家族手当や食事手当などいろんな手当が加算されてきました。
つまり、同一労働同一賃金は、非正規労働者(期間工)と正社員の格差を無くす施策なので、
- 正社員の給与や待遇を下げて非正規労働者(期間工)との格差を無くす
- 非正規労働者(期間工)の給与や待遇を上げて正社員との格差を無くす
の2択になります。
中小企業は正社員の給与や待遇を簡単に下げてくると思いますが、トヨタなどの大企業は非正規労働者の給与や待遇を上げてくると思っています。
つまり、トヨタなどの大企業は「非正規労働者(期間工)の給与や待遇を上げて正社員との格差を無くす」方向で同一労働同一賃金の施策を進めているのではないかと推測できます。
直接雇用であるトヨタやホンダ、マツダなどの大企業がここ最近急に期間工の募集を停止してきましたが、2020年4月から始まる同一労働同一賃金で正社員と期間工の格差を懸念しているのでは?
これから期間工になる人、現在期間工で働いている人は大勝利だと思います。
というか1部上場企業の正社員と格差がない契約社員募集(期間工)とか応募が殺到するんじゃないでしょうか。
同一労働同一賃金の施策があった企業の例

■パーソルテンプスタッフ株式会社の同一労働同一賃金
2020年4月~(派遣社員)
- 通勤交通費の支給
- 半休制度の導入
- 慶弔休暇・慶弔見舞金の支給
■日本郵政の同一労働同一賃金
正社員の待遇を非正規労働者に格下げ
財源が豊富な会社は非正規労働者の待遇をあげてきますが、日本郵政は正社員の待遇を下げてしまいました。
同一労働同一賃金が危険な政策と言われる理由
ここまで読んでいただいた方は、同一労働同一賃金の事がだいたいわかっていただけたかと思います。
期間工などの非正規労働者の待遇格差が埋められる可能性が高く、非正規労働者にとっては嬉しい政策です。ですが、正社員にとっては危険な政策になる可能性もあるのです。
格差の埋め合わせが逆転してしまい、正社員の待遇が非正規労働者の待遇に落ちる可能性のほうが極めて高いと専門家が言っています。
あなたの会社は大丈夫ですか?
トヨタなどの大手企業は売上高30兆円の日本最強と言っても過言ではないとてつもなく大きな会社です。期間工の待遇を正社員に近づけるのは問題ないと思いますが、赤字を出すような企業はどうでしょうか?
現在の日本では黒字でもリストラするくらい人件費が経営を圧迫しています。
そんな中、非正規労働者の給与や待遇を上げなければならないというのは会社の首を絞めるような政策です。なぜこのような政策がまかり通ってしまったのかは不思議でなりませんが、極めて危険な政策なんです。
非正規労働者の給与や待遇の格差を埋める財源は、国は一切保証してくれません。
今まで通りの会社の経費から捻出しなければならないので、赤字企業等に追い打ちをかける政策です。
つまり、非正規労働者の賃金や待遇を上げるのが無理ならば正社員の給与や待遇を下げるしか無いのです。
現に、給与切り下げや退職金・終身雇用の財源を切り崩す動きが実際にでています。正社員はたまったもんじゃないですよね。
この政策は正社員に負担、シワ寄せされる危険な政策なのです。もしあなたが中小企業で働いているのであれば考えてみてください。非正規労働者の給与や待遇を上げるくらいの財源はあなたの会社に残されているでしょうか?
■既に同一労働同一賃金を導入した日本郵政
ここで衝撃な話をしますが、日本郵政は正社員の待遇を非正規労働者にあわせました。つまり正社員の待遇は非正規労働者の待遇に格下げされたのです。
このように日本郵政のような非正規労働者に合わせる会社が続出すると筆者は考えていて、ブラック企業に悪用されてしまう可能性がある政策だと思いました。
正社員は責任も大きいですが、正社員より責任の度合いが低い非正規労働者の給与や待遇と同じにされるって…とんでもない事が2020年4月から開始されるのです(中小企業は2021年から)
そうなると正社員は給与カットされやすくなりますし、リストラもどんどん増えていくので正社員の価値も下がっていくと思います。これからの日本はどこに向かっていくのでしょうか…
まとめ:同一労働同一賃金は期間工などの非正規労働者が活躍する革命になる
同一労働同一賃金は私は非正規労働者にとって革命になると思います。
でかい態度で働かず、甘い汁だけをすすってきた正社員達をたくさんみてきました。今回の同一労働同一賃金により、アメリカのように実力主義の日本になり、実力のない正社員と実力のある非正規労働者なら、実力のある非正規労働者のほうが優遇される未来になると思います。
- 同一労働同一賃金を導入したほとんどの会社は正社員の待遇を下げて非正規労働者に合わせてくる
- この施策により簡単かつ合法に正社員の給与カットや待遇を下げる会社が急増する
- 正社員をリストラして非正規労働者を増やす会社がでてくる
- 年収がどんどん下がっていき、お金を使わなくなる(消費税10%も含めて)
- 経済が回らなくなり、日本が衰退する
ここまでネガティブなシナリオを考えてしまいましたが、同一労働同一賃金でどう転ぶかはまだわかりません。いい方向に進む場合もあります。
今後は正社員と非正規労働者の格差が埋まりますので、完全実力社会になっていくと思います。
トヨタなどの大手企業で働く期間工(非正規労働者)は給与も待遇も正社員と格差がなくなりますので物凄いチャンスに恵まれると思います。
現在、中小企業で正社員として働いていて非正規労働者の給与や待遇に格下げされるなら、大手企業の非正規労働の方ががまともな生活ができる時代になっていくと思います。
期間工になれたら勝ち組の時代になっていくのかもしれません。
コメント