期間工の当たり工程とハズレ工程の違い！嫌な所に配属した時の対処法

期間工の当たり工程とは？ 

結論から言ってしまうと、期間工には当たり工程とはずれ工程があります。 

当たりはずれと言っても、その人によって感じ方が違うため、一概には言えませんが、一般的に見た時の「楽な工程」と「きつい工程」は間違いなく存在していると言えます。 

では、期間工の当たり工程とは一体どれなのでしょうか。 

詳しく見ていきましょう。 

鍛造 

鍛造（たんぞう）という部署では、メインとなる業務を機械あるいはロボットが行ってくれます。 

配属された期間工は、ロボットや機械の補助的な作業をすることになるでしょう。 

このようなことから、鍛造はほとんど体力を使わない仕事になることも多く、当たり工程と呼ばれることが多いです。 

機械加工 

機械加工という部署では、専用の機会に部品などをセットする仕事を行います。 

機械加工も、重たい部品を持ち上げたり、遠くまで運んだりということがないため、比較的体力的な負担が少ないです。 

ただ、全てのメーカーの機会加工が当たり工程というわけではなく、場合によっては大きな部品をセットしたり、小さすぎる部品を丁寧にセットしたりする必要が出てくるため、大変になることもあります。 

検査 

検査を行う部署あるいはラインに配属された場合、当たり工程と思ってまず間違いないでしょう。 

検査部署では、その名の通り流れてきた部品に異常がないかどうかを細かくチェックしていきます。 

もちろん、丁寧に部品をチェックする必要があるため、楽に稼げるというわけではありませんが、体力を使うことはほとんどないためストレスを軽減しながら働くことができるでしょう。 

運搬 

運搬を行う部署では、作業に必要な部品をミニカーあるいはフォークリフトなどに乗って運ぶ仕事を行います。 

運搬は、他の従業員と違ってミニカーあるいはフォークリフトを操作することができますので、男性からするとワクワクする仕事と言えるでしょう。 

また、大きい部品を運ぶ場合でも、素手で持ち上げるわけではありませんので、体力的な負担も軽減することができます。 

ただし、機械を操作する仕事ですので、不注意による事故には十分気を付けなければなりません。 

フォークリフトなどの免許を持っておくと運搬部署に配属されやすくなりますので、事前に取得しておくことをおすすめします。 

「当たり工程＝楽」は間違い 

期間工には、当たり工程とはずれ工程が存在しています。 

多くの方は、当たり工程に配属されたいと考えているでしょう。 

ただし、「当たり工程＝楽」という考え方を持っているのであれば、それは間違っています。 

当たり工程だったとしても、体力的な負担がないというだけで、責任は他の部署と同じくらいありますし、一日中同じ作業を行うという辛さもあるのです。 

期間工という仕事は、配属される部署にかかわらず比較的大変な仕事となりますので、覚悟を持ったうえで挑戦することをおすすめします。 

期間工のはずれ工程とは？ 

期間工のはずれ工程というのは、冒頭でも解説したように、個人の感じ方によって異なるため一概に断言することはできません。 

期間工では自分で配属先を選べるの？ 

期間工として働きたいと考えている方の中には、 

「工程って自分で選べるの？」 

という疑問を抱えている方もいるでしょう。 

残念ながら、期間工では配属先の希望を提出することはできますが、自分で配属先を指定することはできません。 

皆が楽な部署に行ってしまったら、仕事として成り立たなくなってしまうからです。 

持っている資格や経験、スキルなどによって配属される部署が決まりますが、はっきり言ってしまうと運の要素も非常に強いと言えます。 

当たり工程に配属されやすくする方法 

次に、当たり工程に配属されやすくする方法について詳しく解説していきます。 

ただし、これから紹介するのはあくまでも「当たり工程に配属されやすくなる方法」であり、「確実に当たり工程に配属される方法」ではありませんので、参考程度に考えておいてください。 

入社祝い金が極端に高いメーカーは避ける 

当たり工程に配属してほしいという希望が強いのであれば、入社祝い金が極端に高いメーカーは避けましょう。 

期間工のメリットは、高額な入社祝い金を貰えることです。 

ただ、高額すぎる入社祝い金を設定しているということは、それだけ高いお金を払ってでも人が欲しいということです。 

何を意味しているかは、もうお分かりですよね。 

短期間で集中的に稼ぎたい、という場合はできるだけ入社祝い金の高いメーカーを選ぶべきですが、長く安定して働きたいという方は入社祝い金でメーカーを決めない方が良いでしょう。 

部品系のメーカーを選ぶ 

当たり工程に配属される可能性を高めたいと思っているのであれば、完成車メーカーは避けてください。 

完成車メーカーは、それぞれの部品を組み立てて1台の車に仕上げていきますので、どうしても作業がハードになりやすくなるのです。 

それに比べて部品メーカーは、車の部品をメインとして扱いますので、完成車メーカーと比べると体力的負担を軽減しやすくなります。 

期間工ではずれ工程にあたってしまったらどうする？ 

最後に、期間工ではずれ工程にあたってしまった場合の対処法について、詳しく解説していきます。 

慣れるまで我慢する 

はずれ工程と呼ばれる部署、あるいはラインに配属されてしまった場合でも、仕事内容や環境に慣れてくると、きつさや大変さが軽減されることもあります。 

人間というのは不思議な物で、その環境に順応するようにできているのです。 

数か月間我慢すれば、あまり辛さや大変さを感じなくなるケースもありますので、辛抱強く耐えてみるというのも1つの方法と言えるでしょう。 

どうしても無理だと思ったら辞めるのもあり 

いつまで経ってもきつさや大変さが抜けない場合、そもそもその仕事が自分に合っていない可能性もあります。 

日本人は我慢するのが美徳と考える傾向にありますが、極端に我慢しすぎてしまうと、肉体や精神を自ら壊すことになってしまうのです。 

まとめ 

期間工には、当たり工程もあればはずれ工程もあります。 

ただ、自分で部署を指定することはできず、配属部署については運の要素が強くなります。 

仮にはずれ工程に配属されてしまった場合でも、しばらくすると大変さや辛さが軽減されることがあります。 

その時が来るまで、数か月間辛抱するというのも1つの方法です。 

ただし、限界を感じている場合は、我慢をすることで肉体的、あるいは精神的なダメージが大きくなってしまう可能性が高いです。 

どうしても無理だと感じたら、退職も視野に入れて動いていきましょう。